呼吸を意識する
先日、生徒さんがクラス終わりにおっしゃいました。
「クラスで呼吸、呼吸と言われるので、普段も呼吸を意識するようになりました」
いいですね。とってもうれしいです。
呼吸、呼吸…クラスで意識的に言ってます、私 (^ ^)
体を動かすことに集中して、呼吸がおろそかにならないように。
体も息も、となると混乱してしまうでしょうから、慣れるまでは呼吸は無視して動きに専念してもらっていいと思います。
でも、息は止めないで。
少しきついなと感じる動きや力が入っているとき、動きに集中して知らず知らず息が止まりがちです。
呼吸は
呼息・息を吐く(レーチャカ)
吸息・息を吸う(プーラカ)
保息・息を止める(クンバカ)
の3つの段階からなっています。
ですが、初心者は保息をしながらの体操は必要ありません。まずは普通呼吸を動きに合わせることが基本です。
息を吸ったり、吐いたりを繰り返すことで体を効果的に伸ばしたり、緩めたりすることができます。
ただ、はじめは動きに合わせるとなると難しいものです。
動きはゆっくり。
そして、
落ち着いて、気持ち良く、清々しさを感じながら呼吸をする。
これだけでいいです。
普段の生活では当たり前すぎて、呼吸のことはなおざりになっていないでしょうか?
無関心でいても自動で呼吸は繰り返されていますものね(^ ^;)
でも、忙しさの中、呼吸はとても浅くなっていて、肺全体を使っての呼吸はなかなかできていないようです。
Photo credit: Mae Chevrette via Visual hunt / CC BY
気分を落ち着かせたいときに深呼吸をした経験はありませんか?
子どもの頃から自然とやっていますよね。
ヨーガをすると呼吸を意識するようになり、呼吸ってコントロールできるんだとあらためて気づきます。
呼吸をゆっくりとしたペースにするだけで、気持ちが落ち着き、ゆとりが持てます。
呼吸は心と密接につながっているんですね。
本格的に呼吸法を修練するには、体操で体を整えつつ、ある程度呼吸の準備をしなければなりません。
インドでは、先生のもとで一定期間、修行をしてからでないと指導を受けられないそうです。
私も先生から呼吸法は一対一で伝授されるものと教わりました。
呼吸法をとても大切にされているのが伝わってきます。
実際、呼吸法はとても神経を使うものですから、
クラスで大人数で
「せーの」で実習することはそぐわないように思います。
こう言ってしまうと呼吸法はとても遠い存在のようですが、
もちろん、無理なく呼吸を整えることはできます(^ ^)
クラスでは、やさしい呼吸法で安全に呼吸をコントロールする練習をしていきます。
繰り返し練習していけば、肺の入り口だけでしていた浅い呼吸も次第に肺全体を使った深い呼吸ができるようになります。
「呼吸を意識する」
これが健康とリラックスへの第一歩です。
体を整える
息を整える
心を整える
心身の調和を目指して毎日の生活にヨーガを取り入れましょう ♪
■やさしいヨーガ■
<日時> 月4回 火曜日 10:00~11:30
<料金> 月会費制 5,000円
<場所> 堺市立青少年センター 4階視聴覚室